植本一子の短縮営業中(2024/7/14)
今日は雨で涼しい東京です。連休ですね、いかがおすごしですか。
近況ですが、友達(碇雪恵a.k.aいかりん)と、読もう読もうと思っていたけどなかなか重い腰が上がらない本を、この際だから同時に読んで、感想を話す会をしよう!的に盛り上がって始まった二人での読書会のために島尾敏雄『死の棘』を読み始めています。本自体は石田さんの形見でもあって、ずっと手元にありました。『かなわない』を出した時には、よく引き合い(というとおこがましいですが)に出されていたので、いつか読もう、と思っていたものの、この調子じゃ死ぬまで読まない可能性あり、それ以前に老眼で読めなくなる日もそう遠くないのでは・・・と最近読書が楽しい&迫り来る老いへの恐怖で、手を出したわけですが、集中して本を読む体力が欲しいですね。みなさんどうしているのでしょうか。fuzkueにでも久しぶりに行こうかしら。
ちなみに昨日買った本は、インベカオリ☆『伴走者は落ち着けない 精神科医斎藤学と治っても通いたち患者たち』、松田青子『お砂糖ひとさじで』でした。
『誕生日の日記』という誕生日に関するアンソロジー本が出ました。
植本も参加しているのですが、もう半年前に書いたもので、事件に巻き込まれて状況や心境が変わったこともあり、なんだか大昔の自分を見ているよう・・・。今も心は傷ついたままですが、この『誕生日の日記』の続きのような、近況報告のような、人生の総括のような文章『すべては変わる、石さえも。』を書きました。文章自体書くのが久しぶりで緊張もしましたが、書けてよかった。石田商店の通販特典として『誕生日の日記』にお付けしているのと、単品でも買えるようにしました。単品だと送料込みの千円。投げ銭のような気持ちで買っていただければ嬉しいです。手を動かすことの大切さ、ということで全て手作業で冊子を組み立てています。
ecdstore.thebase.in
6月末に行われた、福岡・とらきつねでのトークイベントのアーカイブが発売中です。
滝口さん×鳥羽さん、植本×鳥羽さん、滝口さん×植本×鳥羽さんの3通りのトークで、内容豊かです。恥ずかしくて自分では見れないのですが、いい時間になったのでは。植本史上2度目、トーク中に泣くという暴挙に出ております(1度目は七年前に武田砂鉄とのトークで)。福岡は、コロナ禍以前は本を出すようになって毎年のように鳥羽さんに呼んでいただいていました。会場に来てくれるお客さんもなんというか、私が生きていることを心から喜んでくれているような雰囲気で、本当にいつもありがたいです。『さびしさについて』のトークはこれ限りの予定で、本についてのあれこれは一旦おしまいと思うと、さびしさもありますが、本も残るし、滝口さんとの仲も、鳥羽さんとの仲もこれからも続いていくでしょう(滝口さんと鳥羽さんとの関係も新たに発生した!)と思うと、またゆっくり進んでいこうと思えるのでした。
※私信ですが、福岡のトークに来てくれた方々には『すべては変わる〜』をお渡ししたく、とらきつねさんにまとめて送っています。あらためてお知らせが届くと思います。
torakitsune8.thebase.in/items/88430806 【アーカイブ配信】『さびしさについて』刊行記念 植本一子×滝口悠生×鳥羽和久トーク | とらきつね 6月28日に開催されました、植本一子×滝口悠生×鳥羽和久トークのアーカイブです。ぜひお楽しみください。〇配信チケット料金 torakitsune8.thebase.in
最後に、私の作れるデザインの限界をご覧ください。ごきげんよう。
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