植本一子の短縮営業中・カウンセリング卒業記念日（2024/3/15）

先週末、2日連続で久々の大阪トークイベントでした。大阪ではいつもblackbird booksさんでトークをさせてもらっているのですが、実に4年ぶりだったようで。bbbではコロナ禍で2回もイベントがキャンセルになり、本当に満を持して、開催に感動もひとしお、オフラインということもあり楽しくベラベラと喋らせてもらいました。吉川さん、改めてありがとうございました。2日連続ということで翌日に予定されたMoMoBooksさんの集客も心配だったのですが、お話し相手のスズキナオさんのおかげで満席、店主の松井さん（はじめまして！）が名司会をしてくださり、とても楽しい時間となりました。こちらは配信を今も販売中ですので、気になった方はぜひご覧ください。

トークイベント自体が久しぶりだったのですが、パートナーとの別れを経た、少し前に進んだ植本がいるのではないかな？と自分で思っています。とっても楽しい大阪滞在でした。bbb吉川さんを始め、ナオさん、はじめましてだったMoMoBooksのお二人、来てくれたお客さんたち、時間ができたので寄ることができたtoi books磯上さん、そしていつも泊めてもらっているTOKOちゃん黒木くんファミリー（二人が作った『黒豆日日日誌』というzineが最高です 子どもとの生活の豊かさ喜びが刻み込まれている）と、たくさんの人と会うことができて、本当に嬉しかった。インフルエンザや花粉症は流行ってますが、コロナ禍は過ぎ去ったことを実感。こうしてまた直接行き来することができるようになって、行かないと、会わないと感じられないことがたくさんあるんだよな、と改めて思いました。

去年パートナーとの関係を解消したあたりから、実は岩手県遠野市に一人で通っていて、いつか住みたいなあと思える場所をどんどん開拓している感じです（遠野についてはそのうち書きます）。大阪は何度目かだったけれど、こんなに素敵な人たちがいるなら、ここで暮らすのもいいかもしれない、と想像したり。そんなふうに私はあらたな依存先を増やしていることに気づきました。複数の依存先があるからこそひとりで立つことができる。いざとなったら行こうと思える場所がある、会いたいと思える人たちがいる。こんなに心強いことはありません。パートナーとの別れは辛かったけれど、それと引き換えに、大切だと思える人や場所が増えていて、これでよかったんだ、と思っています。

昨日は月に一回通っていたカウンセリングの日でした。カウンセリングは、通う頻度を自分で決められます。約2年前、トラウマ治療を終えた後に少し時間が空き、去年の別れのタイミングで再び通い始めました。先生には私の辛い時期をいつも並走してもらっています（先生の存在も依存先のひとつです）。そして昨日、ここ最近のことを話し終えてから、あ、今日でカウンセリングをやめよう、と急に思ったんです。別れの辛さが落ちついたら、次は実家やお母さんとのことを話そうかとも思っていたのですが、特に今問題が起きているわけではないし、自分の調子も悪くない。カウンセリングをやめたとしてもまたいつでも通い始められるし、一旦はここで、自分の中にあるパートナーへの気持ちには、終止符を打てる、そう思いました。なので昨日は私の（一旦）カウンセリング卒業記念日でした。

すっかり春ですね。気持ちが軽い、明るい。明日は娘の卒業式です。

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